それまでのSGMLという国際規格に則ったHTMLとは異なり、仕様書で文法が定義されたHTML5は、HTMLとXHTML(XML)のどちらの書き方もでき、後方互換性にも配慮され、進化によってWebアプリケーションの設計を容易なものにする設計原理を持っています。
マルチメディアをサポートする言語という性質からマークアップだけでなくAPIまで含めた広い意味で扱われることが多く、スマートフォンの普及などによって草案の段階から広まっています。
ここでは公式ページ http://www.w3.org/TR/2014/REC-html5-20141028/のバージョンを参考にしています。
主構造
main structure
属性
attributes
基本要素
the root element
文書メタデータ要素
document metadata
セクション要素
sections
グルーピングコンテンツ
grouping content
テキストレベル要素
text level semantics
-
<A>
HTML5で変更
ハイパーリンク -
<EM>
強調
-
<STRONG>
重要な内容
-
<SMALL>
HTML5で変更
サイドコメント -
<S>
HTML5で変更
不正確なテキスト -
<CITE>
HTML5で変更
引用・作品のタイトル -
<Q>
引用
-
<DFN>
定義対象の用語
-
<ABBR>
省略語
-
<DATA>
HTML5で追加
マシンが判読可能な値 -
<TIME>
HTML5で追加
日付・時刻 -
<CODE>
コンピュータコード
-
<VAR>
変数
-
<SAMP>
コンピューター出力
-
<KBD>
ユーザー入力
-
<SUB> , <SUP>
下付き文字、上付き文字
-
<I>
HTML5で変更
他とは異なる範囲 -
<B>
HTML5で変更
キーワード -
<U>
HTML5で変更
注釈 -
<MARK>
HTML5で追加
テキストのハイライト -
<RUBY>
HTML5で追加
ルビ(ふりがな) -
<RB>
ruby 内のふりがなの対象
-
<RT>
HTML5で追加
ruby 内のふりがな -
<RP>
HTML5で追加
<ruby>をサポートしない環境用の括弧 -
<BDI>
HTML5で追加
双方向隔離 -
<BDO>
文字表記の方向
-
<SPAN>
フレーズ・コンテンツの汎用タグ
-
<BR>
改行
-
<WBR>
HTML5で追加
改行可能な箇所